おじき木人拳

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6. Hothouse Flowers – Home

U2のボノが設立したレーベルからデビューした(最初の7インチだけですが)、アイルランドのフォーク・ロック・バンド。
U2を聴いたのは地元のレンタルCD店で借りたのが最初だったのだけど、彼らもその同じ店で、U2がオススメするアーティスト云々的なポップで紹介されて興味を持ったのがきっかけだったような記憶。

彼らのアルバムだと、この後リリースされる『Songs from the Rain』の方が曲の完成度も高いしプロダクションも豪華になって聴きやすくお勧めなのだけど、ここからアイリッシュ・トラッド風味が強い1stに遡り、そういった音楽をちょいちょいつまみ食いするようになったきっかけになったりしたので、個人的に思い入れのあるアルバムだとこれになるかなあ。
全体的にはスプリングスティーンがちょいアコースティックになった感じの熱いロックなのだけど、アメリカン・ロックのようなカラッとした疾走感はあまりなくて、そこはかとなく湿ったブリティッシュ・ロックな感じが漂うのがよいですね(当時はそういうの良く分かってなかったけど)。

Eストリート・バンドのように、メンバーにサックス担当がいるのが良いですね。
後に映画『クール・ランニング』でジミー・クリフのバージョンがヒットして、カバー曲なんだとようやく気付いた名曲。めっちゃ熱いこのバージョンも良いですよ。